症状別の認定基準 肝臓の障害

肝臓の障害

肝疾患による障害は、自覚症状、他覚所見、検査成績、一般状態、治療及び病状の経過、具体的な日常生活状況等により、総合的に認定されます。

1級 肝疾患重症度判定成績及び臨床所見のうち高度異常を3つ以上示すもの又は高度異常を2つ及び中等度の異常を2つ以上示すもので、かつ、身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるものに該当するもの
2級 肝疾患重症度判定成績及び臨床所見のうち中等度又は高度の異常を3つ以上示すもので、かつ、身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの又は歩行や身のまわりことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているものに該当するもの
3級 肝疾患重症度判定成績及び臨床所見のうち中等度又は高度の異常を2つ以上示すもので、かつ、歩行や身のまわりことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの又は軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるものに該当するもの

 

【肝疾患重症度判定検査項目及び臨床所見】

検査項目/臨床所見 基準値 中等度の異常 高度異常
血清ビリルビン(mg/dl) 0.3~1.2 2.0以上3.0以下 3.0超
血清アルブミン(g/dl)(BCG法) 4.2~5.1 3.0以上3.5以下 3.0未満
血小板数(万/µl) 13~35 5以上10未満 5未満
プロトロンビン
時間(PT)(%)
0超~130 40以上70以下 40未満
腹水 腹水あり 難治性腹水あり
脳症 Ⅰ度 Ⅱ度以上

お問い合わせはこちら

お問い合わせ・ご相談は、お電話またはお問い合わせフォームにて受け付けております。まずはお気軽にご連絡ください。

お問い合わせフォームはこちら